良心的兵役義務拒否の番組

米国の3人の軍人が、イラクへの派遣を拒否して軍法会議
4/1のNHKのBS(夜10:00)で紹介されたが、見た人はどの位いただろうか。
一人は服役中、一人は除隊、一人は軍法会議中(女性)。


「良心的兵役義務の拒否」なんだそうで、軍人でありながら、イラクでの任務に対して
疑問を感じ、兵役を拒否した。
兵役契約があるから、軍法会議で上のような結果になった。


軍法会議は、全てが軍関係の人間により構成されており、被告は全くの不利。
有利な裁判は、なかなか難しいと、この事件の拒否に賛同する人が話していた。


拒否が始まって何年になるかわからないが、数十万人はいる兵役軍人の中で3人だから、
いかに難しい立場のことかは推測できる。
かなり苦しい立場だし、家族などへの影響も無いとは言えないだろう。
特に戦時状況を肯定する時期においては、無言・有言の圧力があったようだ。
反テロ、反イラク(これは鈍ってきてはいるが)への力による対抗は正当化されている。
腰抜けと、非難されるのは必然なのである。


番組ではこの経緯や実情を報道したが、沢山の人が見た訳ではないだろう。


これをもっと多くの人が見られるよう、再放送をBSではない総合でやってほしいな。
できれば最初も、総合で放送してほしかった、もっと早い時間に。


なぜなら、戦争というのは、いかなる場合でもやってはいけないものだから。
彼ら3人は、それを苦しい立場の中で訴えていたから。
その趣旨に沿いつつ、我が国の憲法改定について考えてほしいから。