夜回り先生<水谷 修さん>
水谷修という人、知ってますか?
そう、横浜の夜間高校の元教師で、夜回り先生と言われてます。
→ プロフィール
夜の非行・薬物の世界から子どもたちを引き離すため、
教師を辞めた今も、繁華街のパトロールや全国での講演活動を続けている。
増加一方の非行を、個人でくい止めることは無謀に等しいが、
知名度が上がることで個人を越えた影響が出てきてるのでは。
今月の初め頃には、NHKの特集でその様子が紹介されていました。
豊富な実例と生々しい非行実態を通して、聞く者に、
見えにくい子どもたちの、現実の行動と叫びを伝えておりました。
(何よりも、教員という使命感ではなく、人としての真剣さに圧倒されます)
(しかし、それが聞く者に真実性を伝えるのだ)
自らも健康に不安があるようだが、数多くの、
自宅にかかる見ず知らずのメールや電話への相談に夜中を過ぎて応じていました。
子どもの立場を尊重しつつ、冷静でかつ丁寧なアドバイスと励ましは、
教師というより市井の哲学者だな。
何かを求めてではなく、子どものフォロー、代弁者として、
みんなが飲み込まれそうな社会と闘っているかのようですよ。
(一見すると、そこまでやるのか、、、何がそこまで?と感じてしまう)
でもそれは彼にとってフツーの思想と行動であって、それが翻(ひるがえ)って、
我々大人社会における子どもたちへの不誠実さや怠惰を突いているような気がする。
(と、思ってしまうほどのハクリョクです、今度見てね、テレビ)