懲りない面々〜自分は痛くない?

在日米軍の再編に関する中間報告があった。
沖縄海兵隊7,000人が削減(といっても実戦部隊はそのまま残る)と合わせ、
「日米一体化」「機能強化」が着々と進む。


「一体化」とは、日米二つの司令部が同じキャンプ座間(神奈川県)に集結、米軍展開に合わせて陸自も出動しやすくする。
つまり自衛隊が(米軍の)指令対象になるということ。
「日本は有事関連法を踏まえて、米軍に切れ目のない支援を提供する」のです。
これは現憲法が禁じる、自衛隊の海外での武力行使につながりかねない、との危惧がつきまとう。
(で、昨日、自民党の新憲法草案がでましたね、自衛軍となり、交戦権の2項は紛失しました)
(海外での武力行使禁止についての条項は、ありません)
(つまり、海外での武力行使の可能性はバッチリ残されました)
(あとは条件整備で、いつでも世界中で日本製武器弾薬を使用できます、イチオー米国を背景に)


「機能強化」とは、キャンプ座間だけの一体化だけでなく、
ミサイル防衛用の米軍レーダーシステムを日本各地に配備して、自衛隊と情報共有するのです。
(高額な負担をして)
日本としては米国軍の肩代わりを考えたようだが、米国もそこまでは認めていない。
いずれにしても、日本全土が(自国防衛とはいうが)アメリカの前線基地化していくということ。


ということで、ますますキナ臭さを増しながら、有事ということを前提に
(食い物も不十分な北の国を脅威としながら)危険な軍事大国へと着実に進んでおります。
それもこれも、時の首相が仰るように、多くの国民の皆さんにに指示された結果でありましょう。
嘗て、自国のためといいながら、結局は他国の利益となる軍事力を高じさせて暴走し、
2発の新型爆弾と莫大な犠牲を被った愚かな国が、確かどこかに。
(その二の舞とは決してならないために、憲法は、有能な政治家は一体どこへ...)