デリダが死んだ
フランスの哲学者、ジャック・デリダが膵臓ガンで亡くなった。
74歳。
著作は読んでないが、現実と言葉についても語った。
形而上学を批判し、それを破壊せず<脱構築>の手法を取った。
(と、新聞に書いてあった。)
同じくフランスのドゥルーズとは、ポストモダニズムでも
違う視線だと思う。
殆どわからないが、デリダは、よりアカデミックな気がする。
哲学という、まるで鉄学かのような固い世界(ではないと思うが)で
闘ってきたと思われるが、ひとつの世界を貫けたのは素晴らしい。
著作も読まず、臆面もなく気になったのは
比べようのない、<脱構築>(差延化=常時のズラし)と
<逃走論>とはどう違うのか?ということ。
実は同じ事を言っていて、彼らの性格の違いだけじゃないか?
(オー、なんて単純な、アカデミックな方達に)
無礼者、話にならないという声が。
失礼、何も知らずにメンゴ。
でも確かに彼らは、言葉が時には嫌いでも、好きだったに違いない。
現実よりも。
二人の御冥福を祈りたい。